機能的アプローチ
機能的アプローチは、問題解決の手法です。目前の問題を直接解決しようとせずに、一度機能(function)に 置き換えてから解決を試みようという考え方です。機能(function)とは、利用者が真に求めている働きや効果です。 利用者の期待や意図といえます。 問題の対象からあえて離れることにより、固定概念や先入観にとらわれずに問題の解決策を探ります。 目に見えるもの、耳で聞こえるもの、手で触れられるもの、それらは表現されている手段にしか過ぎません。 それら表層の「手段」に意味を求めるのではなく、それを表現させている根源的な「目的」に意味を求める必要があります。 目的となる機能(働き)・効果・意図(期待)こそが達成されるべきものです。
機能的アプローチは、企業の戦略的なサービスや製品を開発するという命題に対しても適用されます。 企業の戦略的なサービスや製品を開発するには、要求開発において、目的と手段の分離、ボトムアップのゴール指向が重要となります。根源的な目的は、ビジネスビジョンからのトップダウンのゴール指向だけではありません。 むしろ、ボトムアップのゴール指向によって、手の届きそうなワンランク上位の、1歩2歩ほどビジネスビジョンやビジネス価値に踏み込んだゴールを分析することが効果的です。
ファンクショナル社は、企業にとってビジネスにとって真に必要で戦略的な目的となる機能(function)を明確化し、 最善の手段となるITサービスを具体化していきます。ファンクショナル社は、BABOK(ビジネスアナリシス基礎知識体系)などに 代表されるようなビジネスアナリシス領域において、強みを持っております。